2010-07-14 Wed
うっとおしい天気が続いてますね。ここ、南淡路地域の農家では、今の時期は晩生種の玉葱を出荷しています。
最近ブランド力がついて有名になってきた淡路島産玉葱は、
柔らかくてみずみずしい早生種の新玉「七宝」を5月頃に出荷して、
中生の「ターザン」らの品種の後、今頃からは晩生種の「もみじ3号」が出だします。
この晩生種の「もみじ3号」は、淡路島産玉葱を全国に知らしめた代表種で、
少々硬いが糖度が高く甘みが強くて保存性が良いという特徴があります。
別名「冷蔵玉葱」と言って、冷蔵庫に保管することで“眠らせる”事が出来、
出荷調整をして翌年の春まで市場に送り出すことができる優れものです。
淡路玉葱は、収穫して直ぐや、自然乾燥またはハウス乾燥を経て出荷されるものを「即売」といい、
乾燥を終え、さらに冷蔵庫で一時保存するものを「冷蔵」といいます。
今、うちではその「もみじ3号」と新品種の「もみじの輝き」を乾燥場から作業場に移して、
茎や根を落として選別し、即売と冷蔵とに仕分けしてます。
そこで、目立たない存在ながらもすごく活躍してくれるのが、
玉葱の茎と根を自動でカットしてくれる機械の「玉ねぎくん」です。
機械の上から玉葱をローラーに挟み込むだけで、茎と根の切除をしてくれます。
この作業は昔は手でハサミでやってましたから、大変でした。
この後の選別は、一個ずつ手作業で行うので手間はまだまだ掛りますが、あれば楽にはなります。
この機械、安全と省電力の為に、電源カットが直ぐ出来るよう改造してフットスイッチを付けてます。
踏んでいる間だけ動いてるので、何かあったら直ぐに止められます。
ということで、今日は主にこの玉ねぎくんを使った作業をしていました。
地味な機械ですが、故障も少なく安定していて、キッチリと確実に仕事してくれます。
自身の仕事も、こうでありたいですね。
玉ねぎくんです。
上から横へ、玉ねぎを挟み込みます。
乾燥して玉ねぎくんに通す前の玉葱
玉ねぎくんを通し、選別して冷蔵へ行く玉葱
改造してフットスイッチに変更
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